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環境に配慮したサステナブルMICE 京都ガイドライン

先駆的でカーボンフリーな国際会議等を創出し、取組の周知を図るために策定したガイドラインで、サステナブルMICEの実施を推奨する取組を紹介しています。

サステナブルMICE実施のためのアクション

  1. 企画 ・ 立案のアクションリスト
    1. まずはここから基本(実施)計画を立案する際、各段階の環境負荷を把握する。

    2. 環境配慮に関する取組内容を特定し、重視すべき環境配慮のテーマを決める。(テーマ例:カーボンニュートラル、リデュース・リユース、リサイクル、生物多様性等)
    3. 業務委託する場合は、環境への配慮やサステナブルに関する国際認証等を取得している事業者を選択する。
    4. まずはここから準備体制の中で、環境配慮の責任者や担当者を配置する。

    5. 『サプライチェーンマネジメント』の導入や『カーボン・オフセット』の活用を行う。
    6. 会場の環境配慮の取組状況や人の移動に伴う環境負荷を考慮し、会場を選定する。
    7. 宿泊先・懇親会の会場を推薦等する場合は、環境に配慮した施設にする。
    8. 地域の関係者や外部組織等の協力が必要な場合、協力を要請する。
  2. 準備のアクションリスト
    1. 宿泊施設の利用が必要な場合は、環境に配慮した施設を選定する。
    2. まずはここから会議等の準備従事者や協力会社に環境配慮方針を伝え理解と協力を求める。

    3. まずはここから調達する物品等を選定する際、環境に配慮した製品を選定する。

    4. 発注先を決定する際、 環境配慮に取り組む事業者を選定する。
    5. 会議資料や案内通知は、デジタル媒体を利用する。
    6. 印刷物・制作物・記念品等の必要性を精査して最小化を図る。
    7. 資料を印刷する際には、古紙パルプ配合率の高い紙や森林認証紙を利用する他、両面印刷や縮小印刷を行う。
    8. 記念品は、簡易包装など、省資源に配慮したものを選ぶ。また伝統産業製品の選択肢も検討する。
    9. コングレスバッグを配布する場合は、後に繰り返し使える素材・耐久性・デザインにするとともに、再生材などの利用に配慮する。
    10. エネルギー利用機器を使用する場合は、省エネルギー機器を導入する。
    11. 備品・什器・機器類、 展示パネルや施工物等を調達する場合は、 発注数量の最小化に努める。また再利用を想定したリース品やリサイクル品、 再生資材を活用する。
    12. ケータリングを手配する場合は、発注数量の最小限化に努める。また食材の生産時や輸送時にかかる環境負荷も考慮する。
    13. 地場の農産物や海産物、旬の食材、フェアトレードコーヒーなど持続可能性に配慮した食材や料理を提供し、参加者に情報提供を行う。
    14. まずはここから廃棄物は「2R」と「分別・リサイクル」のうえ、適正に処理する。

    15. 参加者にリユースできるカップや水筒を配布する、もしくは持参を呼びかける。
    16. まずはここから参加者や関係者に公共交通機関の利用を呼びかける。

    17. シャトルバスやタクシーの手配では、エコカーを利用する。
    18. 開会式等において、京都らしい文化プログラムを採用する。また、その際、多言語による解説等により、内容が正しく参加者に伝わるよう工夫する。
    19. まずはここから環境配慮の方針とその取組内容をホームページ等で公表し、参加者に協力を促す。

  3. 設営・施工のアクションリスト
    1. まずはここから宿泊施設の利用が必要な場合は、環境に配慮した施設を選定する。

    2. ケータリングを手配する場合は、発注数量の最小限化に努める。また食材の生産時や輸送時にかかる環境負荷も考慮する。
    3. 廃棄物は「2R」と「分別・リサイクル」のうえ、適正に処理する。
    4. まずはここから備品・什器・ケータリング等を輸送する際には、エコカーを利用する。

    5. 会場間や周辺の移動に自転車を使用する。
  4. 運営・撤去のアクションリスト
    1. エネルギーや水の利用は必要最低限に留める。
    2. 宿泊施設の利用が必要な場合は、環境に配慮した施設を選定する。
    3. まずはここから廃棄物は「2R」と「分別・リサイクル」のうえ、適正に処理する。

    4. ケータリングを手配する場合は、発注数量の最小限化に努める。また食材の生産時や輸送時にかかる環境負荷も考慮する。
    5. まずはここから備品・什器・ケータリング等を輸送する際には、エコカーを利用する。

    6. まずはここから会場の空調の温度設定を適正に行う(室内温度:夏 28℃、冬 20℃推奨)。ただし、夏季などは熱中症に留意しながら温度設定を行う。

    7. 使用していない部屋の照明の消灯や空調のOFFを徹底する。
    8. リサイクルに配慮されたうちわや再使用可能な扇子を参加者に配布し、過度な空調の利用を減らす。ただし、熱中症には十分留意しながら取り組む。
    9. 講師や参加者への飲料サービスは、繰り返し使える水差しやグラスを利用する。
    10. 会場間や周辺の移動用に自転車を配置する(参加者の安全にも併せて配慮)。
    11. 名札等、再利用できる配布物は回収する。
    12. まずはここからごみの削減等について、関係スタッフだけでなく参加者にも協力を呼びかける。

    13. まずはここからクールビズ、ウォームビズ等について、関係スタッフだけでなく、参加者にも実行を呼びかける。

  5. 会期後のアクションリスト
    1. まずはここから環境配慮の取組について振り返り、成果を検証し、改善点を検討する。

    2. 定量目標については、環境負荷低減効果を算出して過去の実績等と比較する。
    3. 参加者の移動や会場使用などに係るCO2排出量を把握し、カーボン・オフセットする。
    4. まずはここから環境配慮の取組成果について関係者に共有する他、ホームページ等で公表する。

サプライヤーリスト

ISOやGSTCなど国際認証を満たした事業者を4つの分野(①宿泊施設、②会議運営サービス会社、③旅行代理店、④交通関係)で紹介しています。

本文は以下からダウンロードしてください。

カーボンオフセット

MICE開催にあたり、環境負荷を低減する様々な対策を実施しても排出されるCO2に対してはカーボンオフセット※の活用を推奨しています。
カーボンオフセット:自らの温室効果ガス排出量のうち、どうしても削減できない排出量の全部または一部を、他の場所での排出削減・吸収量でオフセット(埋め合わせ)すること。

(カーボンオフセットの一例)

京都市の「DO YOU KYOTO?クレジット」制度では、市内の地域や商店街コミュニティの省エネ活動等によって実現したCO2の削減量をクレジットとして認証・取得しています。
本クレジットを購入いただくことでサステナブルMICEにおけるカーボンオフセットに活用できる他、主催者の環境に配慮するスタンスや、実施イベント等のイメージ向上に繋がります。

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