世界最大のミーティングプランナーの組織MPI(Meeting Professional International)理事メンバーが、国際ミーティングエキスポ2016（12月6日・7日）でのパネルディスカッションに併せて8名来日しました。

理事らは7日のパネルディスカッション後、京都に移動。夕刻に鮒鶴京都鴨川リゾートにて、MPIの理事メンバーと賛助会員様の意見交換会を開催いたしました。当日は、16人の賛助会員様と8人のMPI理事が集まり、有意義な時間を過ごしました。賛助会員様からは、MICEにおける重要な方々とネットワーキングができる良い機会だったとのコメントをいただきました。

12月8日は国立京都国際会館に場所を移しデスティネーションやサプライヤーに対するアドバイザーチームをMPIの中に初めて立ち上げた後、午後からは京都市ビジターズホストに同行いただき妙心寺春光院にて座禅体験や、金閣寺の拝観、京都伝統産業ふれあい館での伝統産業製品の視察等が行われました。MPIの一行は、職人によって作られる繊細な京象嵌の実演を熱心に見学されていました。

その後、宿泊しているハイアットリージェンシー京都と、当ビューローからのMICE誘致に関するプレゼンテーションが行われ、12月9日に皆さま無事に帰国されました。

MPIからは、「京都は新旧のコントラストが良い歴史のある街。宿泊施設とともに文化的・歴史的な建物がユニークベニューとして利用できるというパッケージを作ってはどうか。」、「京都はMICEを誘致する競争力を有しているので、京都で出来るアクティビティーなどをストーリーをもって伝えてほしい」といった意見や提案をいただきました。
MPIはミーティングプランナーら18,500名もの会員を全世界に持っており、理事メンバーからの京都の発信が期待されます。

最後に、今回の入洛に併せて施設利用・宿泊・視察において協力いただきました、国立京都国際会館、ハイアットリージェンシー京都、妙心寺春光院、京都伝統産業ふれあい館、意見交換会にご参加いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。

今後も、このような貴重な機会を創出し、MICEデスティネーションとしての京都をPRしてまいります。

【ＭＰＩとは】
1972年米国テキサス州ダラスで創立。世界22か国に80のチャプターとクラブを持ち、ミーティングの専門家18,500名以上が加盟する世界最大規模の国際非営利団体。
MPIの特徴は、サプライヤー（コンベンション・センター、展示会場、ホテル、PCO、DMC、行政やそのコンベンション・ビューロー、輸送業）とミーティング・プランナー（組織，企業の主催者）の比率がほぼ半々で構成。多くのミー ティング・ビジネスに関わる組織がサプライヤーだけで構成されていることと大きな違い。
また毎年北米で開催されるWEC（World Educational Congress＝世界大会）や、北米とヨーロッパで開催されるPEC（Professional Educational Conference）等を通して、グローバルで良質な教育プログラム、会員相互のネットワーキングの機会が提供されている。
MPI Japan Chapterは1995年に創立され、ユニークな個人のプロフェショナルの集団となっている。年に7回～8回開催される勉強会、専門家を招聘して開催される講演会など、会員のプロフェショナリズムを向上する教育プログラムを提供している。