2月5日，6日の2日間、海外大手PCO（会議運営専門会社）アライアンス「INCON」(*)の役員会が京都で開催されました。

本役員会については、京都市の協力の元、国立京都国際会館、ホテルグランヴィア京都ならびに当ビューローが共同で支援し、2日間に渡るプログラムをアレンジいたしました。

2日間に渡る役員会の中で、各国のMICEの最新のトレンドの共有や、共通する経営課題や好事例の紹介などが議論されました。

5日の午前には国立京都国際会館の視察を行い、6日の午後は、京都市ビジターズホストの引率のもと、京都市内のツアーで錦織の工房体験（龍村光峰工房）や金閣寺の見学、東山エリアの散策を楽しんでいただきました。夕方には歴史的建造物である，ザ ソウドウ 東山京都にて賛助会員を交えた意見交換会が開催され、世界大手PCO各社の経営幹部と京都MICE事業者の活発な交流が行われました。

2日間の滞在の中で、INCON参加者の皆様には京都の持つ文化的・歴史的魅力、また国際会議デスティネーションとしてのポテンシャルを実際に体感していただくことが出来ました。

今回、INCON参加者には京都市伝統産業ふれあい館にご協力いただき作製した伝統産業技術を使ったコングレスバッグやネックストラップ等をお配りした他、伝統産業の工房体験，歴史的な建造物でのパーティー等「京都のサステイナビリティ」を体感していただき、国際会議開催地としての京都をPRしました。

昨今、国際会議の誘致は各都市間で激しくなってきており、昨年に開催された世界アルツハイマー病協会国際会議や、世界神経学会議を皮切りに、世界的なPCOが開催地決定・運営に関与する国際会議が増えてきております。

当ビューローでは引き続き、こういった海外PCOとの連携を強化し、京都でのMICE活性化に努めてまいります。

*INCON

世界大手PCO（会議運営専門会社）による提携組織。世界最大手PCOと言われるMCI社をはじめ、1国1団体の原則の元11社が加盟。日本では日本コンベンションサービス(株)が加盟。

INCON加盟企業合計では、世界170都市に及ぶ拠点網を有し、従業員数3,500名を誇る。年間を通し世界中で10,000件以上のプロジェクトで参加者300万人を動員し、10億ユーロ（約1300億円）以上もの会議予算を動かしている。