昨年に引き続いて３度目となる本会議は，有識者・会議施設・旅行会社・会議運営会社・会議主催者（大学関係者）・行政等より１３名が参加し，京都市MICE戦略２０２０の進捗と課題，当コンベンションビューローの取り組み説明やMICE現場の課題などについて，ご意見を頂戴しました。

MICE戦略の推進，コンベンションビューローの体制強化や誘致ノウハウの蓄積等により，平成２９年度京都での国際会議開催決定案件は，平成２７・２８年度の２年間の合計数を越え，誘致成功率・誘致件数も上がっております。また，国連犯罪防止・刑事司法会議やUNWTO・UNESCOによる観光と文化の会議の誘致成功など，京都の都市格を上げる会議の誘致にも成功しました。

MIの分野でも，LOUIS VUITTONをはじめラグジュアリーメーカーの顧客向けイベントへの開催に協力し，世界の富裕層に京都を知っていただくことによる経済効果，京都の文化発信，メディア露出にも大きな貢献ができた１年度となりました。

他方，国内需要の縮小による宴会場稼働率の低下，グローバル化による学会国際本部・PCOからの問い合わせ増加に対する対応力強化の必要性，国内外の都市の誘致取り組み強化による競争激化等の懸念も指摘されており，益々MICE誘致に向けたプロモーション，誘致能力強化の取り組みを進めていく必要があります。

市が定める目標達成に向け，ステークホルダー・関連団体の皆様と一層連携を強め，MICEの誘致・開催促進に取り組んでまいります。