北米最大級の旅行会社ネットワークTravel Leaders Groupの傘下にあり，主に富裕層の顧客を取り扱うTravel Leaders Network（*）の主催による「2018 International Summit」が4月27日から30日に日本・京都で初めて開催されました。同サミットは，日本政府観光局（JNTO)の誘致により実現し，京都市・京都文化交流コンベンションビューロー，ステークホルダーが連携して協力し実現しました。
サミットにはTravel Leaders Networkの幹部や加盟旅行会社の経営者，航空会社やクルーズ会社など74名が参加し，市内を巡る4つのオプショナルツアーも用意され，金閣寺や龍安寺などの社寺，河井寛次郎記念館や雲楽窯，錦市場などを観光・視察しました。
また，会議には京都のちりめんを使ったコングレスバッグが採用され，京扇子とともに記念品として参加者に配布され，伝統産業製品が活用されました。

THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTOでのオープニングレセプションは，鏡開きで始まり，芸妓舞妓の踊りや剣劇が披露されました。
ガラパーティーは新緑のもと醍醐寺で開催され，参加者は僧侶による声明に聞き入り，三宝院の特別拝観ののち憲深林苑で尺八とお琴の演奏や能とともに食事を楽しまれました。
ユニークベニューでのレセプション・パーティーの開催は，京都が持つ歴史・文化の発信につながると同時に，特別感の演出による参加者の満足度向上が期待できます。

今回のサミットの様子は，後日米国で開催される報告会にてTravel Leaders Groupの加盟企業に共有され，また同グループの雑誌やウェブサイトでも広く情報発信されます。

（公財）京都文化交流コンベンションビューローでは，引き続きステークホルダーと連携したＭＩＣＥ誘致および開催支援，ユニークベニュー利活用促進，伝統産業製品利用促進を行ってまいります。

 
（*）Travel Leaders Network
北米最大規模の旅行会社のネットワークで，7,000社に及ぶ旅行会社が加盟。主に富裕層の顧客を取り扱っている。Travel Leaders Network International Summitは，会議開催地における観光の理解促進とネットワーク加盟旅行会社間の情報交換を目的に2007年より毎年開催されている。