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2019.03.12
本年9月に開催される国際博物館会議(ICOM)に向け,ICOM京都大会2019京都推進委員会(事務局:京都文化交流コンベンションビューロー)は,博物館・美術館を対象とした「多言語化対応研修会」を開催しました。外国人観光客の受入体制の充実を図るため,京都市内および福知山市にて,12月から2月にかけて3回にわたり実施し,合計114名の参加がありました。
研修会では4名の講師を招き,京都国立博物館・ICOM京都大会準備室の関谷泰弘氏による「世界のミュージアムにおける多言語化と今後の課題」,京都国立博物館・文化庁「文化財の英語解説の在り方に関する有識者会議」委員のリンネマリサ氏による「日本の美術館・博物館の国際化について―外国人来館者の立場に立ってみよう―」,京都市観光協会・スタインマイケル氏による館内対応等の「英語研修」,京都市観光協会・番匠宏明氏による「外国人観光客を受け入れていくために」と題した講演・研修が行われました。
多言語化に関する基本的な考えとして,日本語をそのまま翻訳するのではなく,誰にでも分かりやすい内容にすることの重要性が強調され,世界各国の事例をもとにした実践的な助言が共有されました。
当ビューローでは,引き続き,ICOM京都大会の機運醸成を図ることを目指すとともに,同大会の成功に向けた各種開催支援を行ってまいります。